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「顔の見える支援」を被災地へ チャリティコンサート

イベント概要

被災地と京都をつなぐ
チャリティ・コンサート

1.場所 龍谷大学アバンティ響都ホール
  (京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階 ※JR京都駅から徒歩2分)

2.日時 2011年7月1日(金) 18:00 開場 18:30開演 20:30終了予定

3.主催 平和環境もやいネットチャリティコンサート実行委員会 
  後援 総合地球環境学研究所
  協力 NPO法人五環生活, 環境共育事務所カラーズ、コープ自然派奈良東ティモール応援チーム

4.開催趣旨
 東日本大震災で広範囲の地域が壊滅的被害を受けた。NPO平和環境もやいネットでは震災前から岩手県大槌町との繋がり・関係が深かった会員からの提案により、大槌町支援のチャリティコンサートを実施します。第1部では、避難所運営担当者として最前線で復興にあたる大槌町役場生涯学習課長の佐々木健さんをお招きし、現場の様子や思いなどの講演の後、パネルディスカッションにより関西から実施できる長期の支援の形を考えます。第2部では、映画『おくりびと』のチェロ演奏などで著名な古川展生さんと塩入俊哉(ピアノ)さんによる、悼みと希望の音楽によるコンサートを実施します。

5. 入場料 3000円 自由席

6. 定員 360名 (車いす可)

7. プログラム

18:00-18:05 開演挨拶 高谷好一(もやいネット副理事長)
18:35-18:55 「復興の現場から」 岩手県大槌町役場 生涯学習課長 佐々木健さん
18:55-19:15 パネルトーク
佐々木健さん、古川展生、阿部健一 (もやいネット理事・総合地球環境学研究所)
19:15-19:30 休憩
19:30-20:30 コンサート チェロ 古川展生  ピアノ 塩入俊哉
20:30 閉会挨拶 古川久雄(平和環境もやいネット理事長)

7.復興支援への募金
 当日会場にて募金箱を設置します。また東北産のお菓子、コーヒー、紅茶を販売する。売上金・募金は被災地・岩手県大槌町復興支援のための募金にさせていただきます。明細は後日NPOのHPに詳細報告予定。

8.チケット申し込み先、問い合わせ先
 平和環境もやいネット事務局 080-5331-3279  info (AT) moyainet.com
                            (ATを@に置き換えてください)

9.備考
 Ustream 配信あります

10.チラシ・パンフレット(PDFをダウンロードできます)
プログラム(表) プログラム(裏)

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イベント報告

 東日本大震災で広範囲の地域が壊滅的被害を受けた中、NPO法人平和環境もやいネットでは“顔の見える支援”を考え、岩手県大槌町支援のチャリティ・コンサートを実施しました。

 NPO法人平和環境もやいネット副理事長・高谷好一より開会の挨拶の後、第1部では、避難所運営担当者として最前線で復興にあたる大槌町役場生涯学習課長の佐々木健さんをお招きし、講演とトークを行いました。パワーポイントでの現地の様子写真を交えながら、当日の様子、今日の問題点、大槌への思いなどの講演を約25分お話頂きました。パネルディスカッションでは、支援するため必要なものは何か、豊かとは何か、ライフスタイルの変革、様々な担い手からの支援の可能性などをテーマに、佐々木健さんを中心に、古川展生さん(東京都交響楽団首席チェロ奏者)、阿部健一(NPO法人平和環境もやいネット、総合地球環境学研究所)がパネルトークを行いました。パネルトークの途中からは、宮本和弘・守山市長も壇上に飛び入り参加、行政的支援も力強く約束してくださいました。


 第2部では東京都交響楽団首席チェロ奏者であり、映画「おくりびと」テーマ曲のソロ演奏などで著名な古川展生さんと塩入俊哉さんによる、悼みと希望の音楽によるコンサートを実施しました。心揺さぶられる音楽でした。アンコールでは、「ひょっこりひょうたん島」を会場の皆さんと大合唱しました。古川展生さんのお父さんである、NPO平和環境もやいネット理事長・古川久雄からの閉会の挨拶がありました。

 当日はスタッフを含め400人の方に参加頂き、Ustream 中継には195 アクセスを頂きました。受付横では、大槌町のつつじの里こづちの会の皆さんにつくって頂いた「雁月」や、岩手のお菓子、大槌産の干しシイタケ、コーヒー、オレンジジュースなどを販売しました。また大槌が被災した模様の写真を掲示し、『つなみ 被災地のこども80人の作文集』(文芸春秋)を閲覧して頂き、また募金箱を設置しました。多くの方々の暖かいお志を頂きました。心より御礼申し上げます。




 翌日7月2日、京都新聞朝刊にコンサートの模様をご紹介頂きました。

京都新聞7月2日紙面

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会計報告

(2012年6月24日更新)

遠野被災地支援ネットワーク 遠野まごころネットに 総額 1,109,586 円 を 2011年3月に送金いたしました。避難所・仮設住宅の被災者に向けた「まごころ広場」にて、食堂など皆さんが集う場の「空調」に、お使い頂く予定です。

http://tonomagokoro.net/reconstruct/magokoro-square
まごころ広場うすざわでも使用頂きます。
http://magokorohiroba-usuzawa.jimdo.com/

今後も、大槌を中心とした支援のかたちを探り実践していきたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。

【送金額】
コンサート 収益   1,091,522 円
追加寄付   18,000 円  
利子   64 円
合計   1,109,586 円

【コンサート収支】
収入額  1,473,173円
(内訳: チケット売上 1,215,000 円、物販 85,800 円、寄附 172,373 円)
経費支出  381,651 円
(内訳:会場費 54,600円 物販仕入 47,089円
 出演者旅費宿泊費等 278,967円 送料等 1,005円)
収益  1,091,522円

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来場の皆様の感想・応援メッセージ

 アンケートへのご協力ありがとうございました。以下に、ごく一部で申し訳ありませんが、紹介させて頂きます。ご意見は今後の活動への参考にさせて頂きます。

【イベントへの感想】

・佐々木さんの話は非常に現場の空気を感じられるものだった。まず目線が定まっていないといけない、自分のできることを見極めないといけないと思います、私も文化をメインにしたまちづくりはもっと大きくするべきだと思います。(30代・女性・会社員/公務員)
・トークもコンサートも、何よりも当人の声と心が見えたのはとてもよかった。(70代・男性・無職)
・古川さんのチェロの生演奏に感動しました。被災地現地の実際のお話を聴き、メディアで見る以上に胸がつまりました。長い戦いになると思いますが、継がった生命を守ってください。(60代・女性・無職)
・現場の声を聞くというイベントはよくあるのですが、その後音楽を聴けるというのは良かったです。報告には+芸術の素晴らしさがないといけない。古川さんのチェロはとても素晴らしかったです。被災地では音楽は心をいやす薬だと思います、いろんな形で届くべきだと思います、たまに被災地で芸大生が好意で演奏して行政にとめられたと聞きました、芸術をないがしろにしてきた人が偉くなっているからいつまでも循環していくシステムがつくれなくて、需要と供給がかみあわないんじゃないでしょうか。(30代・女性・会社員/公務員)
・関西にも地元の出身者が多くいます。この人たちへの情報が少ないと思います。必要な情報をもっと流して下さい。(60代・男性・工芸家)

【被災地への支援について思われること】

・近隣の方々がどれだけの支援をなされているのか、直接より周りの方々への支援をサポートすべきだと神戸の頃より思っています。このような報道を観ることがなく、支援をためらう。(70代・男性・無職)
・物的支援は大事ですが、精神的支えにもっと力を注いでほしい、そのためにはまず被災地以外の人間がしっかりと立っていないといけないと思っています。行きたいと思っている人がもっといけるシステムはどうしたらつくれるのでしょうか。(30代・女性・会社員/公務員)
・国や県(行政)の支援と同時進行でNPO等を通じた市民レベルの支援がもっと活発になれがよいと思います。(50代・女性・無職)
・季節に合わせて必要なものが変わっていくという当たり前のことに気付きました。献本はぜひやりたい。佐々木さんのお話に感銘を受けました。(60代・女性・専業主婦)
・例えば私があと何年生きられるかわからないが、関西に住んで、東北を考えて、その地の人たちの復活を願い暮らしていきたい。(60代・男性・パート/アルバイト)

【大槌町、被災地への応援、メッセージがあればお願いします】

・苦しく、精神的にも身体的にもしんどい日々をお過ごしになっていると思います。「がんばろう」なんて簡単に使っていい言葉ではないと思いますし、失礼かもしれませんが、それでも使います。がんばりましょう。(10代・男性・学生)
・ひょっこりひょうたん島を観ていた者にとって大槌町はとても身近に感じました、東北の皆さんはとても我慢強くて、優しい人ばかりだと感心しています。私たちも微力ながら自分のやれることを続けて支援していきたいと思っています。(50代・女性・専業主婦)
・どんな援助がほしいか、どしどし声をあげてください。政治がスピードをあげて本気で取り組めるように。(60代・男性・無職)
・孤独を感じないでほしい、また必ず一緒に動けるように、待っていてほしいなあと思う。(30代・女性・会社員/公務員)
・被害の少ない周辺の方々からの支援がどのような難しい問題なのか、真実を知りたく、発信して下さい。(70代・男性・無職)
・震災前よりも素晴らしい町に生まれ変わる日の近いことを祈っています。(50代・女性・無職)
・一日も早い復興を願っています。岩手の南部せんべいが好きで、今年お中元をすべて南部せんべいにしました、中尊寺が世界遺産になり、復興に励みがつくのではと思います。(60代・女性・無職)
・今回の震災の影響は多大なものだと思いますが、日本の皆の協力があればなんとかなると思います。がんばってください。(20代・男性・学生)
・東北部隊は日本の軍隊の中でも最強でした。今は愛と知性の他に怒りをもって新しい日本をつくっていってほしい。(60代・女性・専業主婦)
・全国の心は一つだと思います、長い年月がかかりますが、実り多い月日となりますように。(40代・男性)

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義捐金活用報告

(2013年5月8日更新)

「チャリティコンサート・顔の見える支援を被災地へ」収益活用のご報告

岩手県大槌町の「まごころ弁当・うすざわ」はコミュニティスペースにつくられたお弁当屋さん。
http://magokorohiroba-usuzawa.jimdo.com/
2011年7月京都で実施した「チャリティコンサート・顔の見える支援を被災地へ」の収益1,109,586 円は、 NPO遠野まごころネットさんを通じて、こちらの空調や設備として活用頂いています。

写真はお弁当づくりに忙しいうすざわガールズの皆さんと店長の西岡さんです。
まごころ弁当・うすざわ

多くの皆さまのお力添えを頂きましたことを改めて感謝いたします!
これからの支援、滋賀・京都からどう関わらせて頂くか、また皆さまと一緒に考え、カタチにしていきたいと思います。

なお「まごころ弁当・うすざわ」は被災された方々・地域の方々が集い、語り、その方々の心によりそう「まごころ広場うすざわ」で運営されています。
臼澤さんについてはもやい論壇 2011年07月10日 「被災者に等しく手当てを」 でご紹介しておりますので、ぜひごらんください。

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