ホーム » 実績紹介 » ラオスの村おこし支援

ラオスの村おこし支援

2003年度の活動

ラオス南部、サヴァンナケット県のソンコン郡、チャンポン郡で、伝統的産業の織物と塩生産の支援を始めました。織物はセイ・バンヒエン河の川岸から川面までの斜面で栽培されるアジア綿を糸の材料に使います。アジア綿繊維の中空構造がラオス綿織物の風合いの良さを生んでいるのですが、欠点は収量が低いことで、農民は高収量の米綿を混植します。交雑でアジア綿のよさが失われる恐れがあるので、アジア綿の地方種の中からより収量の高いものを選抜して、交雑を防ぐもくろみです。虫明悦生は苗圃に使う土地を借りて、良い品種選抜を始めています。

5歳の女の子も藍染め織りの練習
(5歳の女の子も藍染め織りの練習)

また、地の塩はナン・プラ作りに欠かせない材料ですが、東北タイでは生産が急激に減ってきて、ラオス産への需要が高まっています。塩つくりに必須の材料は燃料木ですが、特定の樹種が使われるので、資源が急速に減っています。その苗圃を作り、苗木を住民に供給する仕事を虫明悦生が始めています。

2004年度の活動

上記二つの活動を継続します。南部ラオスは歌舞、詩経書(バイラン)、自然食品などの伝統も強く生きています。虫明悦生によると、住民のヴァイタリティもラオスの中で際立っているそうです。その生活の中から、上記の活動とひとつにまとめられるような、適切な案件を模索します。

ページトップへ戻る
Copyright (C) Moyai Network. All rights reserved.