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講演会「ベトナムからイラクへ」

講演会「ベトナムからイラクへ」報告

日時: 2004年9月12日(日)午後1時半開演5時まで

場所: 京都教育文化センター(京都市左京区聖護院川原町4-13) Tel:075-771-4221

テーマ: 「ベトナム」から「イラク」へ―二人の戦場ジャーナリストが語る―

報告者:
中村梧郎(フリーのフォト・ジャーナリスト、『母は枯葉剤を浴びた』 『戦場の枯葉剤』など)
吉岡逸夫(東京新聞記者、『なぜ記者は戦場に行くのか』『漂泊のルワンダ』 ドキュメンタリ映画『笑うイラク魂』など)

報告と議論:
中村梧郎氏は客観的事実を示しながら、イラク戦争とベトナム戦争の不正義を強く訴えました。
吉岡逸夫氏はアフガン、イラクの民衆の日常生活に視点をおいて、民衆が戦争をどう見ているか、報告されました。
戦争報道のあり方について、両氏の視点は少し違います。事実と、報道者の視点をどうバランスさせれば、インパクトのある報道を生み出せるかという点です。これは、報道であれ、研究報告であれ、永遠のテーマです。聴衆からも異見がでました。しかしお二人の視点が少し違うことで、戦争報道を読み、見る視点に立体感が増したと思います。とはいえ、戦後60年、非戦を貫いてきた日本が、戦争参加へと急速に変化していることについて、議論が進みませんでした。今後の課題です。
イラク戦争では、報道が強く規制されていることについては、二人とも強い危惧を示されました。
参加者20数人と、こじんまりしたフォーラムでしたが、豊富な映像をとおして、戦争の真実を問い直す良いきっかけになったと思います。

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